続。
実際CRF125Fでやったらどうなっちまうんだ?やれんのか?ということでハードエンデューロに良くある難所でミニバイクはどのように幸福なのか、解説していきます。
(一部画像CRF100Fもあり。だが、シロートにはどっちがどっちかわからんじゃろ。俺にも分からん。どっちも赤いから。)
こちらの写真は下りのキャンバーで立木に突っ込み幸せなキスをして終了している図。
ミニバイクならこんな状況でも木を切らず、力任せに引きずり回して簡単に脱出できるのでグレタ嬢に怒られる心配もない。
ミニバイクで良かった。
ハードエンデューロの華 "サカ"
普通の人が登らないような急坂に轟音響かせながら突撃。
スピード感に溢れるヒルクライムはまさにハードエンデューロを代表する難所。
ここでCRF125Fはどうなのか。
基本的にフルサイズレーサーと比べ、パワーが雀の涙程しかないのでローギア、全開です。
ムーーンムンムンムンという情けない音でゆっくり登ります。
めっちゃくちゃ遅い。
遅すぎてほら
登りながらカメラ目線もできます。
余所見してても全然平気。
しかし遅いのにもメリットがあります。
ゆっくり路面を見定めて車体の動きを感じとり、姿勢、アクセル、クラッチコントロールを試す時間が一つ坂をやる中でもフルサイズよりも長く取れます。
これはビギナーから中級者以上でもライディング気付きが増えるので平和なスピードの中で成長できるはず。
バイクが求める最適な位置に乗れたらゆっくりでも驚くほど登ってくれます。
失敗した時、軽くて小さな車体は麓に帰ってくるのも楽。
フルサイズの10倍はチャレンジできます。(当社比。ホマニエンターテイメントジャパン調べ。)
まあパワーがないのでフルサイズ用に作られたサカは登り切れない事が多いです。仕方ないね。
そんな時は押すしかないんですが、軽量な車体とグリップさせやすいエンジンが助けてくれます。
背中の押しまくりレジェンド、三倍腕の男中田さんもニッコリ。
体力を奪われ、バイクを破壊しがち。極悪非道な"ガレ"
でた。ハードエンデューロでなくとも難所化して大渋滞。
足の着かないフルサイズは大変です。
最悪。人気サウナ専門店のゴールデンタイムぐらい混雑しています。
スピード出してればある程度ダカダカダカッと勢いで進めますが、当然事故のリスクも……
あーあ。台無し。誰もお前を愛さない。
そんな凶悪なガレ。ミニバイクはどうか?
これはもう分かりますね。大得意です。
足なんかもうどこに出しても着きまくり。
楽チン。
だいたい座ってベタベタ足だしまくりながらピョコピョコ進めます。
ビギナーさんでも安心ですね。
中学生の女の子もほら。これはKX85だけど。
ベタ足。
フロントアップ、フロント振りも簡単にできるのでラインを変えるのなんか朝飯前です。
https://twitter.com/mochiin328/status/1331548137136087040?s=09
ちょっとしたデメリット?も。
車高が低いので当然ラインを選ばないと腹下が引っ掛かって亀になります。
が、ここでも軽い車体は皆の味方。
なんか上手いこと押したり持ち上げたりしてクリアすることができます。
きっと腹下が引っ掛かるリスクより足がつかなくてぐちゃぐちゃになっちゃうリスクの方が大きいので大したデメリットにならないでしょう。
誰も望んでないのに出てくる最悪のアレ"ヤチ"
ヤチ、分かります?
田んぼみたいなぐっちょぐちょの沼。
マジでやりたくない。本当に。
各地のヤチありハードエンデューロでは必ずと言っていいほど漬かっちゃったバイクの写真を目にします。
レース中に見ると、
「あれにだけはなりたくねぇ…」
となりますね。
ミニバイクでは、、、
ヤチとは常に平等。無慈悲。ミニバイクも油断すると漬かります。
なのでフルサイズと同様、慎重にラインを見定めます。
固そうな所はどこかな、、
ある程度方角を決めたら神に祈りを捧げてから進入します。
さて、フルサイズはとにかく勢い、レブ、後ろ荷重で進むのがセオリーですが、ミニバイクはどうするでしょう?
全押しなんだわな。
パワーが無いので泥を掻く能力が乏しく、乗車してると瞬く間に埋まります。
なので最初から諦めて押します。
一見苦手に思われますが、ここにもミニバイクならではの良さがあります。
フルサイズのセオリーは先程の記述通り
ダメなラインに入ってダメになっちゃった時、気付いた頃には全てが手遅れで地中深く埋没してブラジルに入国を果たしています。かわいそう。
ミニバイクはゆっくり全押しでゆっくり進むので、常に地面の確認をしながら進むことができ、最悪フロントがずっぽり行っても力業で復帰できるため生存率が高いです。
レース中二度ほどずっぽり行って死にかけましたが、どちらも自力で復帰しています^^;二度とやりたくねぇ…
どうですか??欲しくなっちゃいましたね。
一見大変そうなミニバイクハードエンデューロですが、ミニバイクだからこそ楽な部分もあり、特にビギナーさんは恩恵を受けることができるかと思います。
是非、試乗してください。買ってください。やってください。
レース会場等で声掛けてもらえれば試乗できますので!お気軽に!
では