前回までのあらすじ
レーシングで合わせたキャブレターセッティングがなーんにも合ってなくて、おハナシにならなかった。
これにより、インターネットでデカい口叩くだけでなんの技術もないボンクラである事がより鮮明となってしまった。
なんでそんな酷いこというの?悪口やめてください。
一旦、スロージェット以外をスロットルバルブに溝入れ加工する前のベストであった、
MJ 160
NJ EH4
に戻した。
溝入れた分全閉時アイドリングポートにかかる負圧が高くなるため同一番手である場合の燃料吐出量が上がるのでスローの番手を下げる事ができる。
今まで濃すぎた全閉時の燃調を薄くできるので、3/8以降を濃くしようと針クリップ位置を4にした影響でバケモン濃くなってしまった極微開のベロベロ部分も変わるはず。どうなるか。
スローは前後させてみた結果45になり、エアスクリューは2.5から3の間
全閉と極微開は加工前に比べて狙っている燃調に近づき、アイドリングの二段落ちでとんでもなくアイドリングスクリューを締め込む必要はなくなり改善方向になったが、依然として3/8からの急激な噴け上がりは残ったままである。
スロットルバルブの溝入れは一定の効果が見込めるのでやったほうが良いと言えるだろう。
これにてノーマルのスロットルバルブ#6.5でのセッティングには見切りをつけ、今回届いた#6を組み込む。
この通り刻まれた"#6"。そして溝は元々ある。
たのむぞ。
ここで注意だが、今回用意した#6はカワサキ品番で取り寄せた。
スロットルバルブにワイヤーを引っ掛けるケーブルコネクタだが、右がヤマハで特殊な形をしている。
この形状が違うので、当然スロットルバルブ側も形が少々異なる。
カワサキバルブにヤマハコネクタをつけようと思えば締め込めてしまうのだが、針を微妙に引っ掛けながら締める形になる為、絶対に使ってはいけない。
ちゃんとカワサキのコネクタを用意しよう。
#7の実験結果から察するに、番手を下げると燃料が足らない事で起こっているはずの「開度3/8付近からの急激に噴け上がるがトルクがない」を改善できる。
ノーマルスロットルバルブ時に針クリップ位置で不当に頑張って濃くしようとしていた部分が勝手に濃くなるので、極微開からの繋がりがシームレスになるはずだ。
本当にそうなってほしい。
スロットルバルブを組み替えてレーシングでセッティングしてみた。
一旦針そのまま、スローを合わせた。
MJ 160
NJ EH4
SJ 40
AS1
この状態でアイドリングは良いが、急開で微妙なストールと3/8がまだ早く感じた。若干薄い症状なので微開と3/8の様子を見ながら針を徐々に濃くしてみた。
MJ 160
NJ EG5
SJ 40
AS 2 1/4
スローはスロットルバルブ変更前からもっと下がると見ていたが、2番手ダウンに留まった。
微開の部分は走らせてみないと何とも言えないのだが、3/8の急激な噴け上がりはクリップ位置を下げられたので少し改善したように思える。
以前は針クリップ位置を5にすると開け始めが完全にオシマイクンとなっていたのだが、スローを下げられるおかげかはたまたスローと針の領域間で干渉が減ったからかゲボンゲボンゲボンという感じではなくなった。
現状まだ3/8が早いのが気になるのでクリップ位置を下げ、下げた分変わる針ストレート領域は一段太くするNYFHを組み込んでどうなるかを見たいが一旦これで乗って方向性があってるかを確認したいと思う。
とりあえず予想通り改善方向に動いてくれてよかった!
これで乗っていい感じかはわからないが、現状国内で買える物として1つの妥協点になるはずなので品番を残しておく。
16025-1215 バルブ(スロツトル),#6
13159-1063 コネクタ,スロツトル ケ-ブル
重ねて言うがセットで使うように。
これが在庫なくなってしまったらJD jetting他社外メーカーで探すか、国内のケーヒンパーツ取り扱い店になんとかして入れてもらう事になるだろう。
【1/19追記】
カワサキ#6は販売終了となりました。