ホマニブログ

ハードエンデューロに関する広告です。

TMXに載せ換えました。

PWKのセッティングが一段落したので、車両購入当初からやりたかった、この世で最も優れた気化器であるMIKUNI TMXをようやくぶち込んだ。


PWKは各開度の燃調を良いようにしていくと、ジェット一段階の変化が大きく、また、半開以下はスローの影響範囲が大きく、針ストレートはスローに引っ張られて決まり、半開付近〜全開直前までを司るクリップ位置もそれに倣って決まって、メインはクリップに倣って決まるのでどう頑張っても「こうにしかならん。」という感じで時間をかければ落ち着く所に辿り着ける。

が、半開付近の高負荷低中回転や急開ではいくら針ストレートで盛ろうがクリップ位置で盛ろうが、メインノズルの構造上燃料吐出が微妙に間に合わないため、代わりにスローに頑張ってもらう事になる。
具体的には、余分にスローを盛ってないと所謂「粘ってくれない」ので、アイドリング付近から微開は定常(アクセル一定)で濃いめに振る必要がある。
中回転まで来ると負圧の増大により燃料吐出がいい感じになってくるので、よく言えばパンチのある性格
悪く言うとドッカンパワーで扱いにくさがある
どちらかといえばハイスピードであんまり低開度低回転を使わなくても良いシチュエーションに向いているキャブレターという印象。
YZ125/Xが低回転なんぞはある程度捨て、高回転出力を狙って38パイを使っている為に元々PWKが苦手な負圧の弱い小排気量の低開度でのネガがより顕著に出ているのだろう。
とはいえ、#5.5スロットルバルブでリセッティングした状態で普通に走るので問題ないけどね。

こんな領域は我々の様なわざわざ125でハードエンデューロをやろうなどという世界的に見たら少々キモいユーザーくらいしか気にならん所だし、元々はハイスピードエンデューロ向けなので、気になるならこっちで勝手にやるしかない。

はい、私は、気持ちの悪い、ナメクジスピード燃調オタクであるため、TMXに載せ換えました。
誠に申し訳御座いません。


TMXは各ジェットの影響範囲が割とハッキリ分かれているので、気になる箇所をピンポイントに調整できる。
何処かから勝手に走ったりしないシームレスな燃調にしやすいキャブレター。
また、負圧が弱い状況でもメインノズルのエアブリード構造によって燃料を軽くでき、霧化性能も高いので低開度で余分に濃くして無くてもちゃんと燃料を吸い上げてくれる。
所謂、「低回転で粘る」のだ。
これが難所で使えるとかなり楽なのは同じ125ユーザーなら分かってくれると思う。
そして、中間からの急激な吹け上がりもストレートとクリップ位置で微調整が効くので、途中でグリップがスッポ抜けない、アクセル開度に忠実な性格にできる。
これはハードエンデューロでの扱い易さにかなり貢献する。

今回、ブラックバレー前にキチガイ燃調ゲージが振り切ってしまったので急遽針とジェットを集めて空ぶかしセッティングし、ぶっつけ本番で走った。

やってみたらなんてことはない。旧型で出したセッティングとほぼ同じになってしまった。
おもんねー。

現地標高500から800あたり
気温20度くらい

MJ 420
JN 43-72 3
SJ 32.5
AS 1.5〜2

旧型比で針ストレートが一段階濃いが微調整の範囲。
もう少しストレートを濃くしても良いかもしれないが、現時点でも狙い通りに扱い易いバイクになりました。
低開度で粘ってストールしにくくなる。
中間からのパンチはやっぱりPWKだけど、TMXは扱い易さが欲しいならアリ!

嬉しい〜。




【必要部品】
旧型YZ125のキャブレターASSY
JD jettingのブロックガスケットkit
MJ
400 410 420 440 450 (430はキャブレターASSYに含まれる)

JN
43-73
43-72
(微調整したかったら各ストレート径の0.5段違いな44-も)

SJ 
30
32.5
35


これだけあればハードエンデューロならだいたいどこでもオッケー。
載せ換え自体はワイヤーの遊びが変わるくらいで無加工ポン付け。タンク〜キャブレターの燃料ホースだけ若干長くしたいけどそのままでもいけます。

Good Performanceを体験したいキモオタクさんは是非やってみてください。




25年3月

やらんでいい事をしたくなり、、
旧最終型のTMXのニードルジェット(針の筒の方)はS-1が使われている

前述のセッティングでは針ストレート径の担当領域で、燃料要求量の上振れギリギリといった感じでかなり濃い目であった。
が、43-73にするとやや薄いので72と73の間が欲しくなる。
ニードルジェットをS-4で針43-74を使用すると間が作れるとのことでやってみたのであった

15度くらい 300メートル以下
MJ 440
(以前と比べて妙にでかい グラスウール少なすぎたかも)
JN 43-74 3
SJ 32.5
AS 2.5

狙い通り開け始めのモゴモゴが減ってちょうどいい感じに
ストレート〜クリップに以降していく際の吹け上がりもシームレスになったように感じた
夏場や高地は44-の段を用意する必要があるかな
要らん事しい成功です